★第27回嗜癖行動学会京都大会シンポジウムで発表しました!

 10月22日(土)、第27回嗜癖行動学会京都大会現代社会における依存と嗜癖ー回復の多様性を求めて―にシンポジストとして参加してきました! シンポジウムのタイトルは<各国における多様な回復への試み~テーラー・メイドの回復支援~>。まさに「人」に焦点を当てるプロジェクト・オンブレにぴったりのテーマで、「問題は薬物ではなく、『人』に起きている」ことを伝えてきました。

 シンポジストには、ポルトガルからAPDESの精神科医のジョセ・キエロス氏も参加。APDESは、薬物依存者、セックスワーカーなど社会的排除を受けている人たちへの支援や制度の向上を目指し活動している団体で、ハームリダクションも行なっています。ポルトガルの対策の歴史について紹介してくださいました。スペインと似たところも多く勉強になりました。また座長の立正大学法学部准教授・丸山泰弘氏は、ようやく薬物使用の非刑罰化に動き出そうとしているアメリカの流れを、新潟県看護大学保健社会学講師・徐 淑子氏はオランダのハームリダクションについてを、埼玉県精神医療センター副病院長・成瀬暢也先生は日本の現状について講演。各国の事情がわかりとても刺激的なシンポジウムとなりました。

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